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はじめに
長年服用してきた向精神薬を減薬すると、離脱症状により耐え難いような辛い症状がでてくる場合がほとんどです。
離脱症状がでているころには、すでに神経や細胞の破壊などが起こっていると思ってよく「薬害(医原病)」にあっていると思っていいでしょう。
なんらかの後遺症が残ってくるリスクもありますが、服薬を続けている場合よりも調子がマシになる場合がほとんどです。
後遺症がでないようにするためには、
・一気断薬は避ける
・服薬量は少ない内に。(症状が軽いうちに)
することです。
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離脱症状の原因と対策
原因
離脱症状が起こる理由は、はっきりとしたメカニズムはわかっていませんが以下のようなことが考えられています。
1.自律神経が乱れた状態が続いている。
2.長年の向精神薬の増減による神経細胞の受容体数の増減
3.ベンゾ系の場合は脂溶性のため体内に残っている。
向精神薬の作用で、脳内の神経細胞が破壊されているので、基本的には脳内の神経細胞を蘇らせるようにすることでメンタル、体調も改善されていきます。
対策1.自律神経を整える
1に関しては、「Holistic Healing」のみでかなり効果が実感できます。
自律神経が整う事で、神経伝達物質の流れも安定になり、離脱症状のつらさもかなり抑えることができます。減薬も「Holistic Healing」だけで十分な場合がほとんどです。
よく食生活やサプリメントなどが流行ですが、それらの効果は「Holistic Healing」に比較すると微々たるものですし、長年実践しても自律神経には効果はほとんど影響しません。
実践方法は、
「Holistic Healing」を行う→
薬を減らす(半錠~1錠) しばらく様子見→
「Holistic Healing」を行う→
薬を減らす(半錠~1錠) しばらく様子見→
と繰り返していくだけです。
対策2.神経細胞の受容体減少を回復させる
かなり長期服用していくと、神経細胞の受容体がかなり減少している可能性もあります。
この場合は脳内の神経細胞を促していくことが効果的です。
脳内の神経細胞を増やすには
1.BDNF(神経栄養因子)を増やす
2.HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす。
3.DHAを摂る
4.脳血流を高める
ことが有効です。
BDNFを増やす→有酸素運動
BDNFは脳神経細胞の栄養素です。増やし方は様々ありますが特に有酸素運動がお勧めです。
有酸素運動は酸素呼吸を行いながらする運動のこと。
散歩、ジョギングなどの軽運動でも十分な効果があります。
(SSRIの服用をして運動をするとBDNFが増えるとも言われていますが、むしろ害になるだけです)
HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす・・温浴、有酸素運動
HSPとは、体内が高温(38℃以上)にさらされたときに発現する細胞を修復する機能をもったたんぱく質のこと。HSPを増やしていくことでBDNFも増加し神経細胞修復にも有効と言われています。
40度近くの入浴や、有酸素運動で増やすことができます。
DHAを摂る・・・青魚、サプリメント
DHAは青魚に多く含まれるω3脂肪酸のこと。
DHAは脳内に入り、神経伝達物質の亢進を促したり、BDNFを増やすなど脳神経細胞の成長にとっては有効な成分です。刺身をなるべく摂るようかサプリメントを摂るのもいいでしょう。
脳血流を高める・・・呼吸法
吐く呼吸法は副交感神経(社交友好モード)を優位にし、脳内の血流を活性化する効果があります。
脳の血流が高まることで神経細胞の成長も高まっていきます。
やり方はプログラム内の呼吸法が効果的です。
対策3.解毒する。(デトックス)
向精神薬は言い換えると「毒」とほとんど変わりません。
「毒」を飲んでいるかぎりはよくなっていくことはないのです。
なるべくはやめに向精神薬を断つためには、断薬をはやめに行うことも大切ですが、断薬が完了した後も体内にたまった毒を体外に排出していくことも必要です。
とくに、睡眠薬、抗不安薬(ベンゾ系)は脂溶性で体内細胞に取り込まれて残りやすいので、代謝を促していくことも大切です。
水分を多めに取り尿を排出する
デトックスといえば、便を排出することをイメージしてしまいがちです。
しかし、便は腸によって栄養素が吸収された食べ物のカスで、体内の毒素を排出する領域ではありません。便に含まれているのは、食べたもののカスと腸内細菌の死骸、大量に出た消化酵素などです。解毒を行うのは腎臓の部分。つまり尿を排出することのほう大切です。
水分を1日2Lは摂って排尿を促すことが解毒に繋がります。
水分を摂ると、副交感神経(社交友好モード)も活発になる上、便通にも効果的になるなど様々なメリットがあります。
冷え取り
デトックスの方法として「冷え取り」という体内血流を高め新陳代謝を高める方法も効果的と言われています。
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