11.向精神薬の離脱症状は再発ではない。

精神医療のこと
Hands of a woman with medicine

はじめに

投薬治療を受けると、薬の減薬を行ったとき「離脱症状」が起こります。
しかし、この離脱症状を知らず「再発」と思っている方も少なからずいるようです。
「再発?」ってなんのことかと思っていたらこういうことだったんですね。
うつ病になると、「再発」などはなく、ずっと憂鬱状態が続くものです。
薬を飲むと調子はあがりますが(完治ではなく寛解)、薬あってのことで効果がなくなったら、また憂鬱状態になります。
ただ、最初の状態よりも落ち込みは激しくなり(元のうつ+離脱症状の症状)と、薬が手放すことが困難になる状態に陥ります。
この薬がきれ調子が悪くなったことを動画投稿者達は「再発」といっているようです。

精神医学系は熟知している人ならデマがけっこう多いことを知っています。
鵜呑みに信じていたらデッドロード。

『悪魔の絵本』
内海聡医師の著書「大笑い!精神医学」より。悪魔の絵本 精神科医が、精神科への受診を勧める本はたくさんありますが、そのどれもがウソに満ち満ちています。一部の本か…

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うつ病と離脱症状について

うつ病の経緯

うつ病を発症すると、初期の頃は酷く落ち込む傾向があることで知られています。このときは、家の中にひきこもりがちになり趣味、遊びを楽しむこと、本を読むことができない、強い自虐的思考などの症状がでます。しかし、時とともに徐々にですが次第に気分が持ち上がり、ある程度まで寛解し行動もできます。ただし、本来のうつは放っておいても、ストレスの有無、休息に関わらず発症前の状態にまで戻ることはありません。

投薬治療を行うとよく書籍では「治る」と記載されていますが、治っているのではなく症状を麻痺させているだけの対処療法であることに注意が必要です。

投薬の離脱症状によるケース

投薬治療を行うと、副作用もありますが症状はある程度改善し安定します。
それで、だいぶ外に出歩いたり遊ぶこともできるようになります。
向精神薬の使用は一見治療されているように感じても、症状を麻痺させているだけなので、薬の効果がなくなってくると、またもとの不安定な症状に戻ります。
減薬あるいはいきなり薬を断つことで襲い掛かってくる辛い症状が離脱症状、あるいは禁断症状と呼ばれるものです。向精神薬(抗うつ、抗精神、抗不安、睡眠薬)すべてにおいて、この症状があらわれることがあります。これを、勘違いして「再発」と呼んでいる人もいます。

適応障害、抑うつによる「再発」というケース

学校生活、会社生活において受ける不適応ストレスが原因で起こるケースです。
嫌なことがあればだれでも憂鬱になるものです。
しかし、精神医学の中ではいまや「病気」なんです。
昔はパワハラ、いじめくらいのストレスで精神科を受診する人などいなかったのですが、
今はこういったケースで精神科に行く人のほうが多くなりました。
信じられない状況です。

適応障害から投薬治療でうつ病、双極性障害に

近年、増加しているのがこのパターンと言われています。
向精神薬は、潜在的に抗うつ薬はうつ増進、抗不安薬は不安増進、睡眠薬は不眠増進を引き起こす薬です。適応障害でも向精神薬を処方され、うつ病、さらに数年後双極性障害となるパターンがとても多いように思われます。

気がついたら「薬漬け」に、精神医療の深すぎる闇
合法的に入手でき、処方数も膨大な向精神薬。依存症の被害者は多い。

うつ病の再発

うつ病になると、ずっとうつ状態のままで発症前以上の健全な状態にはもどりません。
不安障害なら数年後克服される場合もいるようです。
従来鬱の場合、一般療法で回復することはないので「再発」といったことはないでしょう。

減薬するときの注意点

薬の服用量を減らしていく場合は、正しい方法がないのが実情です。
アシュトンマニュアルなどマニュアル本もいくつか存在しますが、薬の種類、量、個人の体質、病気の症状などに左右されるからです。ですので、正しい減薬を知らない医師が日本には多いのが実情です。
そのため、投薬量が多いと減薬も大変になり数年単位に及ぶこともあります。
ある程度のところまで減薬ペースは簡単に進められますが、途中からほんのわずかの量でも体調が悪くなり、減薬ペースが鈍るケースがあります。一番気をつけなければならないのが、いっきにすべての薬を断薬することです。

『減薬開始しました。』
こんにちは。2月2日から、次の減薬を開始しました。セパゾン0.045mgから0.005mgの減薬です。前回の減薬から、約半年を空けての開始なのでもう、亀さんも…

薬がぬけきったら症状はよくなるの?

薬をすべてやっとの思いで抜けきると、完全に復調するのか・・
といっても人それぞれです。
症状は薬を服薬しているよりもよくなった人もいますが、後遺症が残る人も多いようです。
その後はサプリや栄養療法、デトックスなどで凌ぐ人も多いようです。
結構費用もかかってきます。
ベンゾジアゼピン系の場合は、やっかいで数か月後に悪化するという人や症状が悪化したという人もみかけます。
当Holistic Healingでは、薬による離脱症状と、本来のうつ的症状両方から改善可能な効果を有しています。ただし、ベンゾジアゼピン系は脂溶性があり体内にしばらく残るので、とうぶん解毒も必要かもしれません。長期服用で症状も末期状態だと手におえなくなるので、なるべくはやい内から減薬をするのがおすすめです。

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