糖質制限で健康に⓶ ~糖質制限することの様々なメリット~

健康
glass sugar bowl locked with chain and padlock with copy space

HSP(ハイリーセンシティブパーソン)関連サイト

あなたはHSP?

はじめに ~糖質制限のメリットはダイエットだけじゃない!~

近年、糖質制限がブームになっていますが「糖質制限」はダイエットに効果があるわけではありません。その他の得られる効果についてみていきましょう。

糖尿病リスクを下げる

「糖尿病」はかつて100人に1人という、
比較的めずらしい病気でした。

日本で糖尿病患者が増え始めてきたのが、
戦後20年を過ぎたくらいからで、
高度経済成長期によって生活が豊かになり、
糖質の豊富な主食のご飯、パン類、麺類はもちろんのこと、
砂糖入りのお菓子、ジュースなども
簡単に口に入るようになってきてからです。

戦前、最も古く糖尿病の疑われた人物が、
平安時代に栄華を極めた藤原道長と言われています。
晩年、道長は急激に痩せ衰え、水をよく飲むようになり、
視力も衰えほとんど見えなくなっていたことが「小右記」
に記録されています。
これも、当時、糖質の多く含まれるぜいたくな食事ができる
特権階級だったからでしょう。

平成27年度では、厚生労働省の調査によると、
男性19.5% 女性9.2%まで増加し、
現代人にとってはとても身近な病気になってきています。
糖尿病も言い換えると、「贅沢病」と言えるかもしれませんね。

糖尿病が引き起こされる原因も、糖質が原因であるので、
糖質制限」して間食やぜいたくな食事はなるべく控えることで予防できます。

老化を防ぐ ~糖化防止でAGE生成抑制~

老化の原因の一つとしてよく知られているのが「酸化」です。
リンゴの皮をむくと茶色く酸素によって変色するのと同じように、酸素によって細胞が錆びたような状態が老化です。
この場合は、活性酸素が細胞にダメージを与えることで起こります。
酸化の対策としては、細胞に活性酸素が近寄らないようにすることが効果的で、抗酸化物質のビタミンACE,ファイトケミカルといった食品を摂ることがアンチエイジングにつながります。

ストレスによって弱った皮膚の潤いを取り戻す栄養素・サプリメント
ストレスによって弱った皮膚を蘇らせるにに必要な栄養素。


そして、もうひとつの老化の原因となるのが「糖化」です。
これは、糖質とタンパク質が取り込まれ、体温によって結びつくと、その生成反応でAGE(終末糖化産物)という物質ができ、これが、体内の組織を破壊していくことで老化が進んでいく現象です。

皮膚に蓄積すると、シミ、シワとして老化が進んでいきます。
また、
血管に蓄積すると動脈硬化、
骨に蓄積すると骨粗鬆症、
他にもアルツハイマー、がん
などにも悪影響を与えていきます。

この場合の予防は、AGEの生成を防ぐしかなく、
そのためには「糖質制限」をして、
糖質の体内への取り込みを抑えていくことが老化予防につながってきます。

寿命が延びる ~死亡率を減らし、脳卒中を防ぐ~

日本人の寿命は世界でもトップレベルですが、日本人がこのように長生きできるようになったのは明治時代以降からです。

明治以前は織田信長が好んだ熱盛
「人間五十年 下天のうちをくらぶれば・・」
と謡われるように、50歳も生きられればよいほうでした。

なぜ、今の日本人の寿命が延びたのかというと、
医療技術の発達もあるかと思いますが、
食生活の変化特が上げられます。

明治以前は、野菜や魚などの食事がメインで牛肉、
豚肉はほとんど食べませんでした。
今日のように牛肉、
豚肉を摂る事で寿命も長くなったのではないかと考えられています。

実際に、2017年の医学誌「ランセット」のデータにおいても、
脂質を多く摂ったほうが脂肪率や脳卒中率が低下する
傾向がみられることが掲示されています。

2017年医学誌ランセット(2017年8月刊行)

欧米だけでなく、アジア、アフリカなど食文化の異なる国を対象に世界18か国、合計13万5000人を対象に10年かけて調査されたデータです。

①炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と関連
②総脂質および脂質の種類別の摂取は全死亡リスクの低下と関連
③総脂質および脂質の種類は、心血管疾患(CVD)、心筋梗塞、CVD死と関連していない
④飽和脂肪酸は脳卒中と逆相関している

参考:「糖質制限」論争に幕?一流医学誌に衝撃論文」

炭水化物摂取量(%) 死亡率(%) 脳卒中発生率(%)
46.4 4.1 1.4
54.6 4.2 1.6
60.8 4.5 1.8
67.7 4.9 2.4
77.2 7.2 2.7
脂質摂取量(%) 死亡率(%) 脳卒中発生率(%)
10.8 6.7 3.0
18.0 5.1 2.3
24.2 4.6 1.6
29.1 4.3 1.6
35.3 4.1 1.3
タンパク質摂取量(%) 死亡率(%) 脳卒中発生率(%)
10.8 8.5 1.8
13.1 5.4 2.2
15.0 3.7 2.4
16.9 3.2 2.1
19.7 3.6 1.6

このデータから、「糖質制限」で糖質はなるべく摂らないようにして、脂質を多めに摂るほうが、死亡率や脳卒中のリスクを下げることがみてとれることが分かります。

炭水化物の摂取量が60.8%以上の群では、
死亡率が上昇する傾向にあるので、
健康な生活をおくるためには、
60%を超えない食事方法を心掛ける必要があります。

糖質制限のメリットのまとめ

1.ダイエット
2.糖尿病予防
3.糖化を防ぎアンチエイジング
4.寿命を延ばす(死亡率、脳卒中を防ぐ)

炭水化物(糖質)は少なめ(6割以下)で、脂質を多めに!

トップへ

自然治癒力発動!
うつ病、自律神経失調症、不安障害、摂食障害
PTSD/解離性障害
を短期克服

トラウマ/HSP/潜在意識ヒーリング