脂質、カロリーは太るは間違いだった!
人はなぜ太るのでしょうか?
「太る」とは単純には脂肪がつくことです。
脂肪分は、かつて肉類などの脂っこいものが原因と考えられていました。
また、
炭水化物、たんぱく質のカロリーは1g当たり4kcal/g
脂質のカロリーは9 kcal/g
であるので、脂質のほうが倍近いカロリーになります。
そのため、
「太る」=脂質が多い食べ物、カロリーが高い食べ物
という考え方が常識になっていました。
この考え方は、数十年前にアメリカで出された結論で根付いた古い考え方で、
その結果、炭水化物(糖質)を多く食べてしまった人達に
肥満者が増加してしまう結果となりました。
その後、アメリカの糖尿病学会が、
「糖質こそが肥満と糖尿病の原因」
という立場をとり、
糖質制限ブームへと繋がっていくことになります。
炭水化物(糖質)とは
食品に含まれる栄養素は、大きく
タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン類、ミネラル類
といった「五大栄養素」で区分されます。
体内の組織となる栄養素が
・タンパク質
・炭水化物
・脂質
吸収、代謝のサポートに関わるものが
・ビタミン類
・ミネラル類
になります。
「糖質」とは、現在では一般に炭水化物の事を指します。
昔は炭水化物はそのまま炭水化物と言っていたのですが、
今では同じ炭水化物でも「糖質」と「食物繊維」に区別されるようになりました。
食物繊維はかつて、
ただのカスのように扱われ見向きもされなかったのですが、
現在では腸の働きをよくする作用があることが分かり、
現在では第六の栄養素として扱われています。
炭水化物はブドウ糖、果糖、ガラクトースといった単糖という糖分子が、
いくつも数珠状に組み合わされた構造をしています。
簡単にいうと、
比較的短い長さで、腸内で分解されてエネルギーになるものが「糖質」、
比較的長い長さで腸内で分解されにくくエネルギーにならないものが「食物繊維」になります。
糖質は、デンプンの含まれるお米、パン、麺、うどん、小麦、じゃがいもといった主食になりやすいものや、砂糖、果物、菓子類など甘いものに多く含まれます、
炭水化物について
太るとは ~肥満のメカニズム〜
単純に「太る」というのは、体内脂肪が増えること。
肉などを食べて、その脂肪がそのまま体内の脂肪になるイメージがありますが、
この考え方も現在は否定されています。
脂肪は体内で分解され、その脂質のほとんどは吸収されずに便となってでていき、
吸収されても、脂質のほとんどは血液の中に入って体内を循環し、体内の脂肪にはなりにくいのです。
一方、炭水化物(糖質)は、腸で吸収されて分解されると、
血液中内に入りブドウ糖(グルコース)になります。
ブドウ糖は体の細胞内に送られて体内エネルギー(ATP)として消費されていきますが、
炭水化物を摂りすぎて余ったブドウ糖は膵臓から分泌されたインスリンによって、
筋肉や肝臓に保存用エネルギーのグリコーゲンとして蓄積されていきます。
さらに、
筋肉や肝臓で蓄積量できなくなったものが、
体内全体にある脂肪細胞に運ばれて中性脂肪となります。
この中性脂肪がどんどん増えていくことが、
肥満へと繋がっていくことになります。
痩せるとは ~炭水化物(糖質)を制限して痩せるのメカニズム~
以前は、カロリー、肉類などの脂肪分を制限してダイエットが主流でしたが、
現在は「糖質制限」でダイエットがブームになっています。
なぜ、糖質を制限すると痩せていくのでしょうか。
糖質を制限すると、
エネルギーとなる血中内のブドウ糖が減少していき、
筋肉や肝臓に貯蔵されていたグリコーゲンがブドウ糖に分解されてエネルギーとして変換され消費されていきます。
グリコーゲンが消費された後、
中性脂肪が分解されエネルギーとして消費されていきます。
中性脂肪が減少されていくことによって「痩せ」が起こりダイエットに繋がります。
糖質制限でダイエットする場合は、
血液中にブドウ糖が取り込まれないように炭水化物(糖質)を抑制するかがキー
の考え方になります。
つまり・・
脂っこいような肉類よりも
主食となるご飯、パン、麺類や、甘いものを制限していくことになります。
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