自律神経を安定にする習慣⑦ ~副交感神経を優位にする蠕動運動を活発にする~

自律神経
Healthy bowel examination as gastrological organ checkup tiny person concept. Healthcare with colon and intestine flora diagnosis by hospital doctor vector illustration. Gut digestion tract wellness.

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腸の働き「蠕動運動」とは

第2の脳と呼ばれる腸で、
自律神経の働きに重要な関わりを持つのが
蠕動運動
です。

「蠕動運動」は「ぜんどううんどう」と読みます。
蠕動運動は、いもむしのようにくねくねとした運動のことで、
別名「うごめく運動」とも呼ばれます。

腸の蠕動運動は、腸が伸びたり縮んだりすることで、
腸内で消化された食べ物の残りカスを便として排出する働き
があります。

蠕動運動を活発にすると得られる効果

蠕動運動が活発なほど、
消化された食べ物からの栄養吸収効率があがるので、
全身に栄養が行き届いて肌質がよくなります。

便を排出する作用も高まるので便秘解消につながり、
腸内環境が整ってくることになります。

また、血液はこれまで脊髄でつくられると考えられていましたが、
近年の研究では腸でもつくられていることが明らかになってきているようです。
腸の働きを活発にすることは造血にもつながり、貧血防止にもなります。

便秘気味の人は、肌が荒れ、貧血気味の人が多いのも、この蠕動運動が上手く働いていない
原因の一つともいえます。

蠕動運動の働きがよくなると
1.栄養吸収率が高まる→肌質改善、アンチエイジング
2.便秘が解消される
3.血液が作られ貧血予防に→めまい、ふらつき防止

蠕動運動が不活発になると・・

逆に腸内環境が悪いとどうなるでしょうか。
その逆の状態になります。

吸収されるものは栄養素ではなく、ほとんど水分あるため、
全身の細胞に栄養が行き届かず代謝が後退
肌質が低下、老けやすくなります。

また、便秘になりやすく、
そうなってしまうと造血作用が低下して貧血ぎみになりやすくもなるのですが、
さらに、下水道の配管が詰まったようになるため、
口臭の原因ともなります。

蠕動運動の働きが低下すると
1.肌質が荒れ老化の原因になりやすい。
2.便秘になりやすく、便が溜まると口臭の原因に。
3.血液が作られず、貧血、めまい、ふらつきの原因に

蠕動運動を活発にするには・・

蠕動運動を活発にして、腸内環境を整える重要ポイント3点をあげてみました。

①善玉菌を増やし腸内フローラを整える。
②副交感神経を優位にする
③食事は抜かない(糖質制限の食事)

①善玉菌を増やし腸内フローラを整える。

腸内の中には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の大きく3種類の菌類が住んでいます。
これらの菌類が腸内にびっしりと詰まっており、
この菌類の層を「腸内フローラ」といいます。
蠕動運動の働きをよくするには「腸内フローラ」
を整えていくことがあげられますが、

そのためには
善玉菌
を増やすことが大切になってきます。

「善玉菌」とは、ビフィズス菌、乳酸菌といったヨーグルトなどによく含まれている菌類です。
その他、納豆菌、麹菌といった和食に多く含まれるものもあります。

ただ、これらの菌類を摂るだけでなく、その餌となるオリゴ糖、食物繊維を一緒に摂る必要があります。善玉菌と、その餌を一緒に摂る食事法を「シンバイオティクス」といいます。

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②副交感神経を優位にする

蠕動運動の働きは、副交感神経の働きによって動いています。
そのため、副交感神経を優位にしていく必要があります。

手軽にできる手段として
 ①水を飲む
 ⓶吐く呼吸
 ③軽いウォーキング

といった方法があります。
その他にも、交感神経を高めるような環境や日常生活にしないよう注意しましよう。

定期的に
「Holistic Healing」
も行っておくと効果的です!

③食事は抜かない(糖質制限の食事)

蠕動運動は、食事をすることで働きます。
そのため、無理なダイエットをして
「食事を抜く」
と、そのうち蠕動運動が停止してしまうので、
その結果便通が悪くなり、
交感神経も高まってきて自律神経が乱れる原因にもなります。
さらにストレスが積み重なると、
摂食障害へという流れになる危険性もあります。

摂食障害の引き金も、近年はトラウマ起因ではなく、
無理なダイエットが引き金になっていると言われるのも
無理に食べないことで
蠕動運動が停止し交感神経が高まったことも一つの要因として考えられます。

食事は抜かずに、糖質を制限した食事をきちんと
摂っていくほうがリバウンド防止にもなり、ダイエットに繋がるでしょう。

蠕動運動を抑制する抗精神薬

蠕動運動を妨げられると、
便通が悪くなるので肥満や生活習慣病につながりやすくなります。

蠕動運動を妨げるものとして、
双極性障害や統合失調症の薬として利用される「抗精神薬」があります。
うつ病から双極性障害、統合失調症へグレードアップすると、
急激に太る人が多いのも「抗精神薬」 を追加されるためです。

双極性障害、統合失調症 へと薬漬けにならないためにも
向精神薬から手をきっておきたいものです。

向精神薬に頼りたくない方は「Holistic Healing」を!

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