糖質制限で健康⑧　~糖質制限のＱ＆Ａ~

糖質制限にはデメリットはほとんどありませんが、注意したいのがやりすぎで痩せすぎてしまうことです。やせすぎると、白血球が減少し、免疫力がおちます。さらに、甲状腺ホルモンの数値が下がり、異常があちこちでてしまいます。気力が減少し、肌もかさかさになってきます。

タンパク質、脂質はいくらでも食べることができます。脂肪を多く摂っても太りにくい上、炭水化物に比べるとタンパク質、脂質は満腹感が出やすいので、食べる量をおさえることができます。

ダイエット目的で行う場合だと、目標体重になるまで行います。
それ以降は、糖質を緩和しすぎないよう注意が必要です。
リバウンドを防止するなら、糖質制限するときから糖質０にしたほうが、抑えやすくなります。

脳は普段身体と同様に、ブドウ糖を消費することで働いています。糖質を摂らずにいると、やがてブドウ糖が消費され、中性脂肪が分解されてケトン体というブドウ糖に代わるエネルギー物質が生成されます。このケトン体が脳のエネルギーとなってくれるので糖質を摂らなくても大丈夫なのです。

糖質制限中は、たんぱく質、脂質を多く摂るため便秘になりやすいと言われています。しかし、普通の便秘と変わりなく、もずく、わかめ、ひじきなどの海藻類から食物繊維を摂る、水をよく飲む、マグネシウムを多く摂るなどすると便通もよくなります。

糖質制限が向かない人は、65歳の高齢の方で、高齢になってからのダイエットはシワが目立つようになったり、気力が衰えやすいためです。また、痩せている方は、痩せすぎになって体調を崩す場合があります。ＢＭＩを計算し痩せすぎでないかチェックしながら減量しましょう。