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はじめに
向精神薬(睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬、抗精神薬)を長期使用すると、
精神状態が不安定になり健常者でもうつ病や双極性障害のような症状になっていきます。
薬の離脱症状が生じるとエンドレス薬漬け…。
処方薬依存から抜けるにも抜け出せない…
そんな、負のループが待ち受けています。
「治療」ではなく「精神疾患にさせてモルモットにしていく」
それが精神科の任務。
精神科に通っている人のほとんどは、精神疾患者じゃない人が多いという医師もいます。
8~9割の患者は無意味な処方をさえられているとも。
注意しましょう。
なぜ、そのようになっていくのかその仕組みについて説明します。
脳の働きと神経伝達物質
![](https://i0.wp.com/depression.natural-spi.com/wp-content/uploads/2021/11/istockphoto-916414870-612x612-1.jpg?resize=612%2C408&ssl=1)
まず、これを考えるには脳の働きを支えている神経伝達物質の知識が必要になります。
精神面に関わる基本的な神経伝達物質は
モノアミン系(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン、ヒスタミン)
GABA、グルタミン酸、アセチルコリン、オキシトシン、β-エンドルフィン
など様々ありますが、向精神薬が関与してくるのは、
モノアミン系とGABAです。
近年はグルタミン酸も注目されています。
神経伝達物質については、こちら↓
![](https://depression.natural-spi.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/e3ed43f3ed949e8e395769b478ecfd0f.png)
精神系神経伝達物質は、大きく
「アッパー系」「ダウン系」に分かれます。
「アッパー系」は、交感神経を高め覚醒作用を働かせるもの
「ダウン系」は、副交感神経を高め鎮静作用を働かせるもの
です。
「アッパー系」:セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン、ヒスタミン、グルタミン酸
「ダウン系」 :GABA
セロトニンはなぜアッパー系?
![](https://i0.wp.com/depression.natural-spi.com/wp-content/uploads/2021/11/istockphoto-92649497-612x612-1.jpg?resize=612%2C349&ssl=1)
特に注意したいのが「セロトニン」
セロトニンは、よくリラックス、副交感神経を優位にする・・という人が多いですが、
交感神経を高めるものと思います。
なぜなら、いくつか根拠があります。
一つ目は、人は起きているときには覚醒作用としてセロトニンが働く物質であること。
夕暮れ時になると光量の減少を感知して、
松果体と呼ばれる部分でセロトニンがメラトニンに
変換されてだんだんと眠くなってきます。
朝明るくなると、逆にメラトニンがセロトニンに変換し
覚醒状態を促します。
二つ目は、セントジョーンズワートや、抗うつ薬を過剰に服用すると、
セロトニンが過剰になって起こる
「セロトニン症候群」
が起こります。
この症状は、精神症状の変化(錯乱、軽躁、興奮、ミオクローヌス、反射亢進、発汗、悪寒、振戦といった交感神経優位で引き起こされる症状がみられることからです。
三つ目は、パニック障害は興奮系の症状ですが、抗うつ薬を処方されると
悪化するといった症状を歌える人が多いことです。
これも、抗うつ薬でさらにアッパー度が高くなり興奮度が高まったから
と考えられます。
精神疾患と神経伝達物質の関係
![](https://i0.wp.com/depression.natural-spi.com/wp-content/uploads/2021/11/istockphoto-1006300520-612x612-1.jpg?resize=612%2C413&ssl=1)
精神疾患も、同じくアッパー系とダウン系に分かれます。
アッパー系は火がめらめら燃えるようにドキドキ感が高まった状態
ダウン系は水びたしでエネルギーが出ない状態です。
アッパー系のパニック障害、不安障害は、ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミンといった覚醒系神経伝達物質が過剰、ダウン系の定型うつは反対に減少した状態です。
症状 | 自律神経 | 神経伝達物質 | |
アッパー系 興奮状態 |
不安障害、パニック 非定型うつ、不眠 (統合失調症) |
交感神経優位 | ノルアドレナリン↑・・興奮 セロトニン↑・・過覚醒 ドーパミン↑・・感情的 |
ダウン系 鎮静系状態 |
定型うつ (メランコリー)、過眠 |
副交感神経優位 (背側迷走神経) |
ノルアドレナリン↓・・無気力 セロトニン↓・・低覚醒 ドーパミン↓・・無感動 |
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アッパー状態
不安障害・パニック障害うつ・
非定型うつ
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ダウン状態
定型うつ
向精神薬と神経伝達物質
![](https://i0.wp.com/depression.natural-spi.com/wp-content/uploads/2021/11/istockphoto-1224630543-612x612-1.jpg?resize=612%2C408&ssl=1)
次に向精神薬(抗うつ、抗不安薬、睡眠薬、抗精神薬)と神経伝達物質の関係について。
向精神薬も同様に
「アッパー系」「ダウン系」
に分かれます。
アッパー系は、抗うつ薬。
定型うつは鎮静型の過眠症状なので、
それを打ち消す抗うつ薬で症状が改善します。
(NaSSAは抗ヒスタミン作用があるので眠気が強くなります)
ダウン系は、GABAを増やしてノルアドレナリンを下げ興奮状態を鎮める
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬、睡眠薬がよく利用されています。
抗精神薬は、ドーパミン、ノルアドレナリンを抑制するダウン系の薬です。
統合失調症はドーパミン過剰で起こるといった
「ドーパミン仮説」
に基づいて、ドーパミンを抑制する抗精神薬が処方されます。
近年はグルタミン濃度過剰で起こるとも言われています。
向精神薬の種類 | 自律神経 | 神経伝達物質の増減 | 処方する症状 | |
アッパー系 | 抗うつ薬 三環、SSRI,SNRI,NaSSA |
交感神経↑ |
セロトニン↑ |
定型うつ |
ダウン系 | 抗不安薬、睡眠薬 (ベンゾジアゼピン系) |
交感神経↡ | GABAを増やし ノルアドレナリン↓ |
非定型、不安障害、 パニック障害 |
抗精神薬 | ノルアドレナリン↓ ドーパミン↓ |
統合失調症 |
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向精神薬でうつ病、不安障害にする
![](https://i0.wp.com/depression.natural-spi.com/wp-content/uploads/2021/11/istockphoto-1283907286-612x612-2.jpg?resize=612%2C407&ssl=1)
では、向精神薬を使用すると、うつ病、不安障害になっていく過程をみていきます。
向精神薬でうつ病に類似した状態にするにはダウン系
うつ病は、
ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニン
が減少した状態。
ノルアドレナリン↡:意欲減退、自尊喪失
ドーパミン↡:失感感情、記憶力低下
セロトニン↡:低覚醒、憂鬱、幸せを感じられない
といった状態になります。
さて、健常者で向精神薬で過眠、うつ病状態にするにはどうすればいいでしょうか?
ダウン系の薬を処方するといいわけです。
睡眠薬、抗不安薬、抗精神薬の薬を処方すると、
ノルアドレナリン、ドーパミン
が低下しうつ病に類似した状態になります。
抗精神薬のリスペリドン は、ドーパミン、セロトニンも抑制します。
しかし、一方で長期服用すると、潜在的にはこれらの薬の反作用が生じています。
つまり、睡眠薬は不眠に、抗不安薬は不安増幅、ドーパミンは躁に近い状態に働いているのです。
薬がきれると、離脱作用で無理やり抑えつけていた不安が爆発・・。
交感神経がドーンと高まった状態になっていくわけです。
ドキドキ感が強まったり、攻撃的になったり、パニック発作、ひどい場合は緊急搬送されることもあります。このことがトラウマになり、さらに抗不安薬が手放せなくなる人もいます。(依存症)
こうなると不安、緊張が高まり減薬するのが怖い・・という人もでてきます。
向精神薬で不安障害(パニック障害)にするには アッパー系
反対に不眠、不安障害にするには、アッパー系の抗うつ薬を投与し、
セロトニン、ノルアドレナリンを増加させることで可能です。
健康的な人に抗うつ薬をどんどん投与していくと、
セロトニン、ノルアドレナリンが過剰になり
躁的な状態になるので、
不眠、不安増幅、動悸、攻撃的、境界性パーソナリティーのような自傷行為、自殺念慮
つまり、アクチベーションシンドローム、セロトニン症候群が起こってきます。
ここでも、長期で使用してしまうと潜在的にはうつ的症状が起こっているので、
薬の効果がきれると離脱症状で倦怠感、うつ的症状が生じてきます。
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向精神薬で双極性障害にするには
![](https://i0.wp.com/depression.natural-spi.com/wp-content/uploads/2021/11/istockphoto-598165432-612x612-1.jpg?resize=612%2C408&ssl=1)
うつ病、双極性障害は「気分障害」のカテゴリに属する症状。
向精神薬を長期服用すると、いずれ「双極性障害」の診断名が下されます。
うつ病は、単極性と呼ばれるように発症すると、
ずっと毎日気分が沈んだ状態が続きます。
双極性障害は、気分のアップダウンが激しい気分障害のこと。
私は17年間、薬を飲まない状態で躁と鬱が繰り返すようなこと、
入院するようなことはありませんでした。
薬を飲まなければ、うつ病から双極性障害になるようなことはないと思います。
投薬治療を受けると、なぜ双極性になっていくのか・・。
最初にダウン系の薬(睡眠薬、抗不安薬、抗精神薬)を投与した場合について考えます。
ダウン系の薬を処方していくと、
やがては感情が失われ、無気力、過眠傾向になってきます・・。
そのことを医師に伝えるとどうでしょう。
医師は薬を減らすどころか、アッパー系の抗うつ薬を追加する場合が多いです。
ダウン系はそのまま維持し、アッパー系をどんどん追加していきます。
すると、ノルアドレナリン、セロトニンが増え、躁状態になっていきます。
これを躁転といいます。
イライラ感、攻撃性が高まってくると。。
今度はダウン系を追加します。
ダウン系、アッパー系のお互いの作用を打ち消す薬が交互に追加され、
気分の波が大きくなっていきます。
当然、薬の量が増えると、副作用も増えていくので大変です。
ダウン系、アッパー系の打ち消し合う薬を服用するのは、
副作用しかなく無意味なことです。
かといって、減薬しても離脱症状が襲ってくるので
減らすことが大変。
やがて
「実は双極性障害ですね」
となるわけです。
双極性障害になると、さらに気分の変動を抑える
「気分安定薬」・・リーマスなど
が処方されます。
![](https://i0.wp.com/depression.natural-spi.com/wp-content/uploads/2021/11/c64c5ece666a6407486987541305a212.png?resize=960%2C720&ssl=1)
「気分安定薬」が処方されると・・・
みるみる太っていきます。
そうなると運動するのも大変・・。
運動不足で生活習慣病、糖尿病、高血圧、躁現病、認知症、パーキンソン病
と次々病気にかかっていき、
まともな生活も送れなくなる確率が高くなります。
それに、薬もさらに追加され金銭的負担も増加します。
さらにドーパミン過剰になると買い物衝動買いで、
借金までして何でも買ってしまう
自己コントロールできなくなる
など、手がつけられなくなることも。
こうなってくると、手に負えません。
どんどん人が離れていいきます。
本人だけでなく、周囲まで巻き込んでいくことになります。
大概の人は、
このコースにのってしまうと、
その仕組みに気づけず、
一生涯精神科通院患者として、
一回限りの人生を送ることになるのです。
薬漬け被害になっても、医師に責任は問われない仕組みになっています。
法で訴えても、だいたい泣き寝入りしかないのです。
気をつけましょう。。
精神医療を支持してきている人は知りません。
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